「瑞鶴」詳細写真（その１）
ZUIKAKU detail images (part1)

　今度は艦載機を搭載した状態をみてみましょう。
　「瑞鶴」の場合、南太平洋海戦までは（それ以降は未調査）零戦、９９式艦爆、９７式艦攻の３機種が揃って出撃したのは、ラエ・サラモア攻撃時と珊瑚海海戦時だけのようです。これまでの作例では艦載機にあまり注意を払わないのか、３機種を無造作に甲板に並べたものも見受けられます。
　珊瑚海海戦時の出撃機は零戦９、艦爆１４、艦攻８、合計３１機でしたが、この数をすべて甲板に並べますと艦橋直前まで飛行機が並びます。今回は飛行甲板の様子も見せるため、あえて攻撃機の数を絞って甲板の半分まで並べることにしました。

　零戦、艦爆、艦攻ともに足回りをエッチングパーツやプラ棒で作り直し、プロペラは艦攻の場合エッチングパーツを使い、零戦と艦爆は透明プラ板を円形に切って、回転している様を表現しました。零戦の増槽とスピナーは、０．５ｍｍφプラ棒をそれらしく削って取り付けてみました。さらに３機種ともアンテナ線を取り付けてあります。

　搭載各機が発艦直前ですので、無線マストは全て倒してあります。無線マストにも張り線を出来るだけ行い、ディテールアップしました。
　飛行甲板の両舷端には雨樋いが表現してあります。また、舷側標示灯と艦尾張出標示灯をぐるりと甲板周囲にめぐらせました。着艦時に使用される赤と緑の着艦指導灯は、両舷後方に張り出しサポートを設けてその上に付けられています。

　なお、参考までに各戦闘における出撃機の数は以下のようになっていますので、参考にして下さい。

・真珠湾攻撃：「翔鶴」艦爆２６、零戦５（以上第１次）、艦攻２７（以上第２次）
　　　　　　　　　「瑞鶴」艦爆２５、零戦６（以上第１次）、艦攻２７（以上第２次）

・ラバウル攻撃：「翔鶴」不明
　　　　　　　　　　「瑞鶴」艦爆１９、零戦６

・ラエ、サラモア攻撃：「翔鶴」不明
　　　　　　　　　　　　　「瑞鶴」零戦１５、艦爆１５、艦攻２４

・コロンボ攻撃：「翔鶴」艦爆１９
　　　　　　　　　　「瑞鶴」艦爆１９、零戦９

・ツインコマリ攻撃：「翔鶴」艦攻１９、零戦１０
　　　　　　　　　　　　「瑞鶴」艦攻１８、零戦１０

・珊瑚海海戦：「翔鶴」艦爆１９、艦攻１０、零戦９
　　　　　　　　　「瑞鶴」艦爆１４、艦攻８、零戦９

・南太平洋海戦：「翔鶴」艦攻１０、零戦４（以上第１次）、艦爆１９、零戦５（以上第２次）
　　　　　　　　　　「瑞鶴」艦爆２１、零戦８（以上第１次）、艦攻１６、零戦４（以上第２次）、
　　　　　　　　　　　艦爆２、艦攻５、零戦５（以上第３次、「瑞鳳」の艦攻５を含む）

さらに詳細な艦橋部分を写してありますので、をクリックして下さい。
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