海上自衛隊 ミサイル艇「うみたか」
JMSDF Missile Boat PG-828 UMITAKA

　 ミサイル艇１号型の悪天候時の船体強度や耐候性に対する不安、そして構造上中速域での運用が出来ないことから、それに代わる新たなミサイル艇として2002年から2004年に６隻が竣工しました。
　1号型に比べ 基準排水量は４倍（200トン）となり、高速性、船体強度、安定航行の確保のため船底はV字型で細長い船体となりました。主機はガスタービンエンジンを３基搭載し、それぞれウォータージェット推進ノズルに接続されています。他の護衛艦よりも早く主機を始動させることが可能で、有事に即応するように設計されています。
　船体、砲塔、マストの各部はステルス性が考慮された形状を採用し、76mm単装砲１基と90式艦対艦誘導弾連装発射機２基を搭載しています。海上作戦部隊指揮管制支援システムを搭載し、攻撃関連情報や攻撃命令を迅速に受け取ることが出来るようになりました。

製作手順の詳細は、【海上自衛隊 ミサイル艇「うみたか」PG-828の製作記】をご覧下さい。→
If you want to know more details of the production procedure, please click on this button and see the "making points of JMSDF Misile Boat UMITAKA PG-828" (But this production description is described in Japanese only).
　なおこの「うみたか」は、2010年11月に大日本絵画より出版された『ネイビーヤード（NAVY YARD）』誌Vol15.に掲載されました。

　いかにも速そうなシャープな外観の船体が特徴です。 なんせミサイル艇ですから。主砲が大きく目立ちますね。
　実は、単行本「現用艦船模型倶楽部へようこそ」の撮影の際に、この「うみたか」を約１ｍの高さから落としてしまい、マストを中心に壊してしまいました。マストはバラバラになり、手すりも歪んでしまいました。そのため、当サイトへの掲載の際にマストを作り直し、張り線をやり直しし、一部手すりも張り替えました。
　軍艦旗も、前は艦尾の旗竿につけていましたが、今回はマストに掲揚することにしました。この軍艦旗、デカールでしたが手で触ったらバラバラに四散してしまいましたので、今回は紙製です。

　左舷から見ると艦首の艦番号も艦尾の艦名もきちんと貼られていますが、右舷の方は作り直している最中に艦尾の艦名のデカールが剥がれてしまいました。
　それにしてもデカールのシルバリングが酷いですね。このキットのデカールはあまり貼りやすいとは言えない代物で、もうすこし粘着力を含めて改善していただきたいところです。

　艦首と艦尾を真正面からパチリ。フネはその細長い船体及び高さがあるゆえに、卓上で写真を撮るとどうしても全体のピントが合いにくく、どこか にピントを合わせると、どうしても他の部分がぼやけてしまいますね(^^;)。

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