中国海軍054A江凱U型汎用フリゲート「 徐州」(530 Xuzhou)製作記<part3>
The Making Points of PLA NAVY 054A(
Jiangkai U) class FFG 530 Xuzhou <part3>

.デカール貼り

 艦首の両舷側に、下左写真に示すように艦番号のデカールを貼ります。この艦番号は、近年では白い新字体番号に変わったようです。 そのため、最近の状態にするなら新字体番号(白い方)を選択しましょう。艦番号デカールは新字体の「徐州」の番号をセレクト。
 またVLSの前にも、主砲を囲んで黄色い警戒標識のサークルを貼ります。錨鎖はGSIクレオスのフラットブラック(No.33)で筆塗り塗装しておきましょう。

 艦首ブルワークの先端には、下左写真の青矢印に示すように0.3mmφプラ棒と0.2mmφ真鍮線で組んだ旗竿を立てます。アンカーレセスとアンカーはGSIクレオスのフラットブラック(No.33)でエアブラシ塗装しました。

 主砲の周囲に 、黄色の警戒サークルのデカールを貼りつけます。なるべく円形になるよう慎重にカットし、マークソフターでよくなじませながら貼っていきます。
 実艦の写真を見ると艦首ブルワークの両舷に置かれた4個の救命ブイの橙色が良く目立ちますので、このブイを1.2mmφプラパイプ をカットして自作し、下右写真の青矢印に示すように片舷2個ずつ取りつけておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上部構造物の所定の位置に塗装済みの各種兵装、備品、レドームなどを取りつけていきます。後部上部構造物も同様に、 煙突、レドーム類、CIWSなどを取りつけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヘリ甲板の着艦標識のデカールをマークソフターでよくなじませながら貼っていきます。このデカールはノリシロ部分が広くとられているのでシルバリングが起きやすく、そ れを回避するためいくつかに分割し、ノリシロを出来るだけ少なくカットして貼りました。

 

 

.細部ディテールアップののち完成へ

 前マストの両舷ヤードから甲板に向けて数本ずつ旗索が伸びていますので、 下左写真の青矢印に示すように煙突部分を取りつける前に鮎釣り用0.052mmφ金属テグスで張り線を行っておきます。
 さらに、煙突上のレドームB25の前には、細い後部マスト が立っているのですが、このパーツがありません。そのためこの細いマストは、下右写真の青矢印に示すように0.3mmφ真鍮線とプラ材で自作して取りつけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最近の写真(2013年頃)を見ると、ヘリ格納庫天蓋上の前方右側 (レドームB41の前)に1個の小さなレドームが増設されています。そのためこのレドームを1.0mmφプラ材を削り0.5mmφの真鍮線を足にして自作し 、下左写真のオレンジ矢印に示すように取りつけておきました。
 ホイップアンテナは下左写真の青矢印に示すように細くした伸ばしランナーで
作って取りつけ

 艦橋天蓋上の前方に立てられたいくつかの細いアンテナを、下右写真の青矢印に示すように0.2mmφ真鍮線とプラ棒で自作して取りつけておきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これらの作業を終えて船体を展示台からいったん外し、塗装用の治具に固定してから全体につや消しクリアを軽くエアブラシ塗装。艦全体につや消しクリアーを吹 くことで塗装ムラやデカールのシルバリングを押さえるようにしました
 これにてすべての作業が終了。

 

 

 再度展示台に置いて裏からボルトで固定し、キットの箱の写真とともにパチリ。情報不足により詳細は未知ながら、西側艦艇に引けを取らない戦闘能力を有するといわれる中国海軍の最新鋭フリゲート艦の出来上がりです。


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