暗雲ただよった2008年、そして2009年はいかに？暗雲ただよった2008年、そして2009年はいかに？
2008年は、なんといっても米国経済の危機が表面化したことで、世界経済・金融システムの破綻が危惧された年です。当サイトの『寝言・戯言・独り言』では、早くも2007年8月19日に本格的な警告を発し、
欧米金融機関の信用収縮の亢進→円キャリートレードの収縮→ドル下落→極端な円高の進行→輸出不振→株式市場の下落→不動産価格の下落→国内景気の低迷となって、一般消費者にもジワジワと影響が及ぶことになってきます。
と書き、さらにそのあとも2008年3月13日の同日記に
サブプライムローン破綻の露見→欧米金融機関の損失拡大→ニューヨーク株式市場頭打ち→FRBの利下げ→効果に疑問→FRBのあいつぐ利下げと金融緩和→ニューヨーク市場下落傾向止まらず→アメリカの不動産バブルの崩壊→欧米金融機関の信用収縮・貸し渋り→ドルの下落→円キャリートレードの収縮とドルキャリー化→極端な円高の進行→世界の株式市場の低迷（現在はここ）→FRBのさらなる利下げでインフレ懸念本格化→欧米大手金融機関の破綻→アメリカの不況本格化→ドル信認の低下→アメリカへの輸出不振→日本株式市場のさらなる低迷・下落→不動産価格のさらなる低迷・REITの暴落→各種ローン関連の信用保証逼迫（日本も）→国内金融機関の信用不安→国内景気のさらなる低迷→国内企業業績の低迷→賃金の停滞・下落→さらなる不況とインフレでスタグフレーションの到来→悪循環サイクルの発動→世界大恐慌
と一連のフローを示しました。
2008年9月16日には、
＜世界経済全体＞
サブプライムローン破綻の露見→欧米金融機関の損失拡大→ニューヨーク株式市場頭打ち→FRBの利下げ→効果に疑問→FRBのあいつぐ利下げと金融緩和→ニューヨーク市場下落傾向止まらず→アメリカの不動産バブルの崩壊→欧米金融機関の信用収縮・貸し渋り→ドルの下落→円キャリートレードの収縮とドルキャリー化→極端な円高の進行→世界の株式市場の低迷（今年３月末に指摘）→FRBのさらなる利下げでインフレ懸念本格化→欧米大手金融機関の破綻→企業業績の低迷、倒産の増加→アメリカの不況本格化（現在はここ
!!）
→さらなる不況とインフレでスタグフレーションの到来（もしくはデフレの再到来？）→悪循環サイクルの発動→世界大恐慌
＜我が国＞
日本株式市場の低迷・下落→不動産価格の下落、REITの暴落→国内景気のさらなる低迷→国内企業業績の低迷、倒産の増加→賃金の停滞・下落
（現在はここ !!）
→さらなる不況とインフレでスタグフレーションの到来（もしくはデフレの再到来？）→国内金融機関の信用不安悪化→悪循環サイクルの発動→世界大恐慌
とさらに警告を発しました。
しかしマスゴミが騒ぎ始め一般の人々もようやく危機感を持ち始めたのが、景気も雇用も加速度的に急落し始めた10月以降。おまけに雇用にあぶれた人間が大量に発生することで治安も悪化し、衝動的な無差別殺人のような事件が多発しています。悪化のスピードに関しては、正直言ってここまで急速になるとは私も予想し切れませんでした。
今までここに書かれていることは全く関係ないと思ってきた多くの一般読者達にも、いろいろな困難が現実のものとして認識されるでしょう。身近なところでは、正社員の雇用が非常に不安定なものになり、日本の労働社会が崩壊してしまう危険性があります。
このようなことから、人心の荒廃は去年より進み、社会全体の劣化がさらに進むでしょう。
2009年の金融・経済はどうなるでしょうか？ 私は『寝言・戯言・独り言』2008年9月30日に、以下のようないくつかの予想を挙げました。
・株式市場、為替への中央銀行の全面介入
・思い切った利下げ
ネットで噂される奥の手は、マユツバを含めてもっとエキセントリックです。
・米国株式市場の一時的閉鎖 （今回の大騒動にからみ、すでにロシア株式市場は何度か閉鎖中）
・大統領選挙の一時的延期
・イラン等への戦争仕掛け
・米国内戒厳令発動 （FEMAにより強制収容所が全国に建設され、米陸軍も本土に召集と、着々準備を進めている模様？）
・米国経済のブロック経済化 （モンロー主義のお国柄、可能性は有りと見ます）
・米国債のデフォルト発動 （可能性は低いと思いますが、万が一そうなったら大量保有させられている日本も沈没）
・ドルの廃止と新通貨導入 （これも可能性は低いと見ますが、火の無い所に煙は立たず、はてさて？）
すでに思い切った利下げは、欧米で実施済み。米国もいよいよゼロ金利政策を発動しました。欧州はまだ２％も利下げの余地があり、2009年は徐々に下げる可能性があります。株式や為替市場への介入は、日本では年金資金を元に何度も実施。そのため多額の含み損を抱えた状態になっており、現在50歳以下の人々の年金支給は絶望的でしょう。
現在水面下で進行していると思われるのは、インドvsパキスタン、イスラエルvsハマスといった紛争の仕掛け。つまりいつの時代も、戦争こそが経済活性化のトリガーとなると信じて疑わないヤカラドモが存在するのです。
将来的にドル円は1ドル＝50円レベルになるかもしれません。もし1ドル＝50円ならば、これはドルの価値を半減させたも同じで、第２のニクソンショックになりえます。つまりドルの切り下げ宣言です。もちろんそうはさせじと、100円を超えてリバウンドを狙う勢力もいますので、どちらに向うかは、特にドルに関しては難しいところです（これを的中させる事が出来る人がいたら、その人は世界一の長者になれるかも）。
もしくはいっそのこと、ドル債をデフォルト宣言して新ドルをばら撒いた方が手っ取り早いかも。そうなれば、米国にとって『徳政令』発布となり、日本を始めユーロ、中国、ロシアは地に沈みます。これこそが真の米国一人勝ち政策発動ということになるでしょう。マジにこの策を狙っているとしたら、多額のドル債を保有し海外資産もドル建ての我が日本は、これまで営々と稼ぎ続けた諸先輩がたの努力も空しく、その国富を半減させることになってしまいます。
ちなみにユーロは横ばいもしくは微上げ、ポンドは下落の一途でしょう。こちらも人の逆をやるリバウンド狙いが蠢いていますので、安易な決め付けは出来ませんが。
現在の米国は国内ですらキナ臭くなっており、一触即発の暴動寸前ともいわれています。暴動鎮圧と暴徒収容を目的とする強制収容所モドキのえたいのしれない施設が多く作られ、FEMAの動きが不気味です。2009年以降アメリカに渡航する際は十分に気をつけた方が良いでしょう。へたすると生きて帰れなくなるかも…（なんてね！）。
このように、2009年は世界経済と国際政治動向から目が離せません。とりあえず３月末の決算期から夏までが当面の底かなと思っていますが、まだまだ一波乱も二波乱もありそうで、世界経済や為替、日米欧株式市場の動向からは目が離せません。私も仕事柄、模型よりこちらの方に多くの時間を投入せざるを得ないと思います。
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さて話変わって、2008年は個人的には
金融・経済のマクロ、ミクロデータのリサーチに忙しい1年でした。模型製作はその合間にやる感じで、他の趣味も時間が取れずほとんど犠牲にせざるを得ませんでした（泣）。
2008年中に製作したのは、
・「飛龍」（アオシマリニューアルキット、開戦時仕様）
・「阿武隈」（タミヤニューキット、開戦時仕様）
・「あたご」（ピットロードニューキット、竣工時仕様）
・「扶桑」（アオシマリニューアルキット、最終時・レイテ海戦仕様）
・Ⅲ号Ｇ型ドイツ国防軍戦車（ミニスケールファクトリー（MSF）の1/76レジンキット、フランス戦役仕様）
ですね。年間４隻というのはたぶんこれまでの約11年の模型ライフの中で最も少なかったペースです。でも忙中閑アリで、ミニスケールAFVを１台作ったりもしていましたが(^^;)。毎年年末になると、来年こそミニスケールAFVを作ると言ってきましたので、１台でも作れ
たのは上出来かも。この戦車もそのうちサイトで公開します。
では、新年の抱負として当サイトの2009年の予定を書いてみます。
＜当サイトでの今年の公開予定＞
・「ネイビーヤード」誌掲載の「山城」（レイテ海戦時・最終時仕様）の製作記と完成した姿の公開
・同じく「天津風」（ソロモン海戦時仕様）の製作記と完成した姿の公開
・同じく補給艦「ときわ」の製作記と完成した姿の公開
・同じく「阿武隈」（開戦時仕様）の製作記と完成した姿の公開
・同じくイージス護衛艦「あたご」の製作記と完成した姿の公開
＜2009年の製作予定＞
2009年3月5日発売予定の「ネイビーヤード」誌次号（第10号）に
は、「扶桑」と「能代」の最終時・レイテ海戦時仕様が載ります。また1月からは、次々号（2009年7月発売予定）向けに日本海軍艦艇１隻と現用艦１隻に取り掛かります。新年は４日ぐらいから作業初めにしようと思います。
ところで、実は空手練習を2008年秋ごろから週１回のペースで再開してきました。某流派黒帯の人と一緒にやっています。まあ今のところ身体慣らし中心ですが、健康保持のため無理せず長く続けたいものですね。
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今後とも当サイトは『太平洋戦争開戦時の主要各艦艇を勢揃いさせ、各艦の武勇を偲び鎮魂奉る』とともに、『自分なりに考証や工作にこだわった1/700艦隊群の勢揃い』
を目指しまして、 鋭意邁進していくつもりです。
ということで皆さん、今年も当サイト及び掲示板そして『ロートシルトの寝言・戯れ言・独り言』をよろしくお願いいたしますm(_ _)m。